兵庫県赤穂市の中学生が小学生に暴行を加えている映像が、インターネット上に公開されていたことがわかりました。
市の教育委員会は「いじめ」と認定し、警察も捜査に乗り出しました。
【インターネット上に公開されていた動画】
「これはおもろい動画になりそうや」
「顔面やんなよ」
体の小さい小学生を一方的に殴ったり蹴ったりする中学生。
暴行は約1分間、繰り返されます。
映像を何者かがインターネットの動画サイトに公開していました。
【記者】
「男子中学生たちはこの公園で小学生に暴行し、その様子を笑いながら撮影したということです」
市内の中学3年の男子生徒(14)が、小学6年の男の子(12)に暴行を加えたのは今月8日。
撮影したのは仲間の中学生でした。
公開された動画を見つけた学校などの調査に対し、加害生徒と被害者の小学生は、共に「テレビゲームの真似で、遊びのつもりだった」と話したということですが、市の教育委員会はこれを「いじめだ」と認定しました。
【赤穂市教育委員会・平井正彦 教育次長】
「あれ(動画)を見てもらったらわかりますが、どうみても一方的に暴力を加えている事には間違いない。『いじめ』という風に判断して子供に指導しなければいけない」
【同じ中学の生徒】
「(加害生徒は)学校にも来てないし、ようけ問題も起こしてる」
「(加害生徒は)自分より強い人には手を出さんと思う。弱いものいじめというか」
警察は19日、加害生徒を別の集団暴行事件に関する容疑で逮捕しました。
今後、動画に記録された小学生への暴行についても、立件を視野に入れ調べる方針です。
↧