滋賀県大津市で自殺した男子中学生がいじめを受けていた事件で、警察は同級生への事情聴取を、早ければ夏休みが始まる21日にも始めることが分かりました。
去年10月、大津市で飛び降り自殺した男子中学生(当時13)は、市の教育委員会が行ったアンケート調査で複数の生徒からいじめを受けていたことが明らかになっています。
警察は、同級生3人が男子中学生に暴行したとして、学校や教育委員会の家宅捜索を行い、すでに教職員の事情聴取を始めています。
その上で警察は、男子中学生の同級生からも、早ければ夏休みが始まる21日から事情聴取を始めることが分かりました。
警察は生徒の心理的な負担を配慮し、自宅での事情聴取も行う方針で、いじめをしたとされる3人については、情報を集約した上で最後に事情を聴くということです。
一方、大津市の越直美市長が、男子中学生の父親と早急に面会したいと遺族側に申し入れをしていることがわかりました。
いじめ事件をめぐって自治体のトップが遺族に面会するのは異例のことで、遺族が応じれば、面会は今月中にも行われます。
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