大阪府の水道事業の統合を検討する委員会で、大阪市の橋下市長は市町村がそれぞれ作っている水道水の廃止を提案し、ほかの市町村長からは反発が相次ぎました。
大阪市は来年度、府内42市町村でつくる「大阪広域水道企業団」との水道事業の統合をめざしていて、検討委員会が開かれました。
委員会に参加した橋下市長は、統合の前提として、現在、市町村が独自に作っている水道水・「自己水」を廃止して、企業団の水に一本化するよう提案しました。
突然の提案を受けてほかの市町村長からは、「水道料金の値上げにつながる」などの反対意見が相次ぎました。
議論が平行線に終わったため、「自己水」についての検討会をあらたに設けることが決まりました。
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