福井県の海岸で、素潜りでサザエを密漁していた男性が検挙されました。
男性は大阪市の消防士でした。
「自分で食べるために、福井まで行って取った」
海上保安部の調べに対し、こう話しているのは、大阪市消防局の47歳の男性司令補。
非番だった9日、司令補が福井まで行った理由とは…『サザエ』。
司令補は、福井県小浜市の海岸まで出かけ、サザエを密漁した漁業法違反などの疑いで検挙されたのです。
司令補が素潜りで取ったサザエは52個。
その重さは3.4kgにものぼります。
【地元の漁業関係者】
(Q密漁している人を見たことはある?)
「ありますね。実際、密漁者を1回確保したことがある。(今回)捕まったのも、氷山の一角だと思う」
敦賀海上保安部のまとめによると、福井県内の密漁で検挙された件数は、2007年が45件だったのに対し、去年は108件と倍増。
密漁は毎年6月から8月にかけて増加し、その9割以上は大阪を中心とする県外の人たちだということです。
【地元の漁業関係者】
「遊び半分と言いつつ、結構、密漁と知ってやっている人が多いのでは。検挙されることを思ったら、買って食べてもらった方が安くつく」
司令補の検挙を受け大阪市消防局は、「厳正に対処する」と話しています。
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