福島県・南相馬市の市長が大阪市で講演を行い、被災地の現状や復興への課題について話しました。
このイベントは福島県と同じ「福島」という地名を持つ、大阪市福島区などが主催しました。
大阪市福島区は数年前から福島県と交流を行っていて、東日本大震災の後、復興支援活動に取り組んできました。
会場には福島県南相馬市の桜井勝延市長が招かれ、現状と復興の課題について講演を行いました。
【南相馬市・桜井市長】
「震災は福島だけではなくて、日本の中で起こったことであって、日本がこの原発事故を乗り越えていくんだという気持ちを一つにしないとこの国の良さが出ないんじゃないか。」
【来場者からの質問】
「津波で生死を分けた理由を一言で」
【南相馬市・桜井市長】
「避難勧告を出したんですけど、逃げた人は生きてますし、逃げなかった人は飲まれている人が多いです。」
【桜井市長】
「同じ福島っていうことですので我々の復興が福島区と出来ればありがたいです。」
大阪市福島区の担当者は今回のイベントを、近い将来確実に起きるとされている東南海・南海地震について考えるきっかけにして欲しいと話しています。
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