近畿地方に降った雷を伴う非常に激しい雨の影響で、落雷が原因とみられる人的な被害や交通への影響が出ています。
大阪管区気象台によりますと、近畿地方で局地的に雷を伴う非常に激しい雨が降り、午後3時ごろ1時間の降水量が大阪市で52ミリ、堺市で27.5ミリを観測しました。
大阪市東住吉区の長居公園では、雷が木に落ちて下にいた女性ら2人が心肺停止となったほか、8人が軽傷を負いました。
女性らは、長居陸上競技場で開催されるコンサートのために公園にいたということです。
【目撃した公園管理担当者は】
「ドバーンと音がして、見たら3人とも倒れていた。意識がなかった」
JR西日本によりますと、信号の故障でJR大阪環状線と桜島線の全線が、午後6時まで運転を見合わせました。
落雷が原因である可能性もあるということです。
関西電力によりますと、大阪府全体で一時約2万軒が停電し、復旧作業が続いています。
多くの地域で雨は止みましたが、大気の不安定な状態が続いていて、気象台は引き続き警戒を呼びかけています。
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