大阪市で無免許運転による交通事故について考えるシンポジウムが開かれ事故の遺族が、厳罰化を訴えました。
【京都・亀岡市の事件の遺族 中江美則さん】
「いまだに毎日、毎日思い出すんです。朝昼晩。」
8日、大阪市北区で開かれた無免許運転による交通事故について考えるシンポジウムには、今年4月、京都府亀岡市で無免許の少年の車にはねられ、10人が死傷した事件の遺族も登壇しました。
シンポジウムで遺族は、少年が無免許だったにも関わらず検察に「過失」と判断され、危険運転致死傷罪が適用されなかったことから、法改正に向けて活動してきたことを紹介しました。
こうした遺族の動きを受け、滝実法務大臣は無謀な運転による死傷事故の罰則強化のため、「準危険運転致死傷罪」の創設について法制審議会で検討を始めています。
【中江美則さん】
「悪質な行為を簡単に準危険運転致死傷罪っていうのは僕にはどうなのかなって疑問ばかりで」
会場には約100人が訪れ、遺族の話に聞き入っていました。
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