14日午後、大阪府八尾市と隣の東大阪市で5件連続の不審火があり、警察は同一犯による連続放火の疑いもあるとみて調べています。
激しく燃え上がる炎。
消防車はなかなか到着せず、先に現場へ到着した警察官も、何もすることができません。
【記者リポート】
「現在消防が懸命の消火活動を行っています」
この時、2時間のあいだに5件の火事が起きていました。
1件目は正午前、東大阪市大蓮東で発生しました。
住宅1棟が全焼しましたが、住人は外出していて、けが人はいませんでした。
【避難した隣人】
「プロパンガスボンベがバーンとものすごく飛んで、こんなになると思ってなかったから(荷物を)置いたままで逃げていた」
【救急隊員】「あれ何?向こうで煙上がってる」
【消防隊員】「うそやん」
その約50分後、隣接する八尾市の久宝園で、作業所が燃えているのが見つかります。
周辺の住宅とあわせて3棟が焼損しました。
さらに東大阪市友井では空き家が燃え、4件目となる八尾市美園町では建物の間に置いてあったごみが燃えました。
最初の火事から2時間ほどたった午後1時50分ごろには、八尾市新家町の農機具小屋が燃えているのが見つかりました。
【記者リポート】
「火事はほとんどが、火の気のないところで発生しました」
5件の現場はすべて半径1km圏内にあり、無人の状態の建物ばかりで出火しました。
警察の調べによりますと、隣接する八尾市と東大阪市、さらに大阪市平野区では、先月の1ヵ月間にごみなどが燃える10件の不審火が起きているということです。
警察は同一犯による連続放火の疑いもあるとみて、関連を調べています。
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