11年前、徳島市などで親子が殺害された事件で指名手配されていた小池俊一容疑者が、岡山市内で死亡していたことが分かりました。
小池俊一容疑者(52)は11年前、徳島市に住む松田優さん(当時66)と長男の浩史さん(当時38)を相次いで殺害した疑いが持たれていて、警察が懸賞金をかけて行方を追っていました。
小池容疑者は「小笠原準一」という偽名を使って岡山市中心部のマンションに潜伏していました。
おととい夜にトイレで倒れているのを同居していた67歳の女性が発見し、搬送先の病院で死亡したということです。
死因は病死とみられています。
葬儀業者が同居していた女性との会話の中で偽名ではないかと不審に思い、岡山県警が指紋などを確認したところ、小池容疑者だと分かったということです。
【同じマンションの人】
「優しそうなおじさんだったんで警戒心もなく普通に挨拶してましたね」「わからんかったです全く。見た写真と今考えても全然違う人だから」小池容疑者と同居していた女性は「仕事先で知り合い、約7年前から同居していた」と話しているということで、警察が詳しい経緯を調べています。
松田さん親子の遺族は「法で裁いてほしかった。今は何ともいえない気持ちです」とコメントしています。
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