経営再建中のシャープが世界で初めて量産化に成功した最新液晶パネル「IGZO」の生産を、奈良県の天理工場でも始めたことが分かりました。
「IGZO」はシャープが世界で初めて量産化に成功した最新液晶パネルで、従来に比べ消費電力が10分の1程度となるほか、画質も鮮やかです。
これまでシャープは、三重県の亀山第2工場でタブレット端末向けのIGZOを生産していましたが、奈良県天理市の工場でもスマートフォン向けのIGZOの生産を始めたことが分かりました。
シャープはIGZOを経営再建の切り札としていて、NTTドコモが発売するスマートフォンに続き、12月中旬にはIGZOを搭載したタブレット端末をKDDIから発売するなどシェアの拡大を目指しています。
シャープは今後需要が伸びれば、亀山第二工場でもスマートフォン向けのIGZOの量産を検討する方針です。
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