大阪市中央区で男性4人に暴行し大けがをさせた疑いで、アマチュア格闘技団体の幹部の男が逮捕されました。
この団体は、飲食店にみかじめ料を要求するなどトラブルが相次いでいました。
傷害の疑いで逮捕されたのは、アマチュア格闘技イベント団体「強者」の幹部酒井誠容疑者(41)です。
酒井容疑者は、今年6月、中央区東心斎橋の駐車場で口論となった自営業の男性(当時39)ら4人に暴行を加え、顔面骨折などの重軽傷を負わせた疑いがもたれています。
酒井容疑者は、「殴っていない」と容疑を否認しています。
「強者」は、関西を中心に格闘技イベントを開催する団体で、所属する選手ら10人ほどがミナミの飲食店などに集団で押しかけ、格闘技イベントのチケットの購入や「組合費」と称して金の支払いを迫るトラブルが相次いでいました。
【ミナミの飲食店経営者】
「チンピラ、愚連隊のような感覚なのかもしれない。かなり悪質なグループが増えてきていると聞いている」
暴力団に代わり、「強者」がみかじめ料の徴収をしていた疑いもあるとみて、警察は実態解明を進める方針です。
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