兵庫県尼崎市の連続死体遺棄事件で、岡山県の海から引き揚げられたドラム缶から男性の遺体が見つかりました。
警察がコンクリート詰めにされたドラム缶を解体したところ、31日、男性の遺体が見つかりました。
遺体は腐敗が進んでいて、年齢などは分かっていません。
このドラム缶は、別の死体遺棄事件の主犯格とされる角田美代子被告(64)の関係者の証言通り、30日に岡山県備前市の日生港から見つかりました。
関係者は「ドラム缶には行方不明になっている橋本次郎さん(54)の遺体がある。日生港は旅行で何度も訪れて土地勘があった」と証言していて、見つかった遺体は橋本さんとみられます。
橋本さんは角田被告の妹の夫の弟で、角田被告の自宅で一時、同居していましたが、暴行・監禁され、去年夏頃に死亡したということです。
一方、ドラム缶は、去年11月に角田被告が別の死体遺棄事件に絡む傷害容疑で逮捕された直後に棄てられていたことがわかりました。
警察は発覚を恐れた複数の関係者がドラム缶を棄てたとみて、遺体の身元を確認した上で死体遺棄の疑いで逮捕する方針です。
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