橋下市長が実現を目指す『大阪都構想』に基づき大阪市にある24の区を再編する「区割り案」、4つが発表されました。
『大阪都構想』の核となる大阪市の「区割り再編」。
その具体像が見えました。
区割り案は4つあり、注目は「税収1位の中央区」と「2位の北区」を分けるかどうかです。
1つの区が人口30万人規模で7つの区にわける場合。
中央区と北区、都島区が合体する案では、税収の低い区との差が約4倍にも広がる見込みです。
一方、1つの区が人口45万人規模で5区に分ける場合です。
梅田や難波、天王寺という繁華街の各エリアが1つの区になる案もあります。
【土居丈朗 大阪市特別顧問】
「キタとミナミが競いながら、別の行政区として街づくりをやりながら発展していくか、(キタとミナミが合体した)波及効果の恩恵を周りの区が受けるのが良いかが問題」
【大阪市・橋下徹 市長】
「(区割りの)小さなメリット、デメリットの話をすると、住民は「よく分からん」(となる)。自分の地域に権限が降りてくるという話を大上段に語って欲しい」
4つの案に大阪市民は…。
【賛成の人】
「かけられるお金が集中できると、それぞれに目玉ができて、区の特性が出来ると思う。バランスからいうと、7区で北区と中央区が分かれるのが一番ベターかなと」
【反対意見】
「(再編で)何を目指しているのか伝わらない。ますます育児支援サービスの面などで大きな問題が出てきそう」
橋下市長は、来年7月までに最終案をまとめる方針です。
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