11年前、兵庫県明石市の花火大会で258人が死傷した歩道橋事故で
強制起訴された警察署元副署長の裁判が、15日で審理を終えます。
副署長は無罪を主張しています。
明石警察署の元副署長・榊和晄被告は明石市の花火大会で
ずさんな警備計画を作成し当日も危険な状態を放置して
11人が死亡、247人が重軽傷を負う雑踏事故を引き起こしたとして
業務上過失致死傷の罪に問われています。
榊被告は一旦不起訴処分になりましたが
おととし検察審査会の議決によって、全国で初めて強制起訴され
検察官役の指定弁護士は、禁錮3年6カ月を求刑しています。
【事故で2人の子どもを亡くした有馬正春さん】
「やっとここまできたという感じですかね、あとはもう
来年の判決を待つだけなので、言い判決をもらいたいと思います」
現在行われている最終弁論で榊被告側は
「警備の指揮権は署長にあり、榊被告は指示を受け
指導・助言しただけであって過失はない」と無罪を主張しています。
始まるまでに10年近くもかかった裁判は15日審理を終えます。
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