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明石歩道橋事故 強制起訴の警察署元副署長があらためて無罪主張

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11年前兵庫県明石市の花火大会で258人が死傷した歩道橋事故で、強制起訴された警察署の元副署長の裁判が結審しました。 元副署長は、改めて無罪を主張しました。 【榊被告の吹き替え】 「本件のような悲惨な事故を防止できなかったことは非常に申し訳なく改めてお詫び申し上げます」 11年前の事故の責任を問う裁判は、謝罪の言葉、そして無罪主張で審理を終えました。 明石警察署の元副署長・榊和晄被告は、2001年明石市の花火大会の警察の警備を統括する立場にありながら、ずさんな警備計画を作成しました。 当日も、歩道橋の危険な状態を放置して、11人が死亡、247人が重軽傷を負う雑踏事故を引き起こしたとして業務上過失致死傷の罪に問われています。 事故直前に撮影された1枚の写真には、異常な混雑状況が映し出されています。 警察は、これとほぼ同じ場所に監視カメラを設置していましたが、事故が起きるまで対応しませんでした。 榊被告は、一旦不起訴になりましたが、一昨年、検察審査会の議決で全国で初めて強制起訴されました。 検察官役の指定弁護士は 「榊被告には事故を予見することができ警察官を動かす権限があった」 として禁錮3年6カ月を求刑しています。 榊被告側は、15日の最終弁論で 「警備の指揮権は署長にあり指示を受け指導・助言しただけ」 「具体的に事故を予見する可能性はなく、過失はない」と主張しました。 審理の最後榊被告が法廷に立ち意見を述べました。 【榊被告吹き替え】 「現地からの無線などによる報告でも(監視カメラの)テレビモニターの映像  でも事故発生にまでいたるという様子は見受けられませんでした。  私自身も事故以降トラウマ状態が続いております。  このトラウマは一生続くと覚悟しています」 始まるまでに10年以上かかった裁判は、約10カ月で地裁での審理を終えました。 (事故で2人の子供を亡くした有馬正春さん) 「(榊被告が)反省はしているのかなと分かりました」 (事故で当時2歳の次男を亡くした下村誠治さん) 「事実はしっかり

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