『日本維新の会』や『太陽の党』をはじめとする”第三極”の連携が、今後果たしてうまく進むのでしょうか。
取材を続けている記者の解説です。
合流する方向で合意した日本維新の会と太陽の党ですが、政策面で一致している訳ではありません。
また、『減税日本』についてはそもそも「価値観が根本的に違う」と、橋下代表が連携を拒み続けてきた相手です。
それでも橋下代表が第三極の合流を前提に協議を続けているのは、『日本維新の会』単独での準備作業が思うように進んでいないからです。
当初は全国で350人規模の候補者を擁立し、衆議院で過半数を取ると宣言していた『日本維新の会』ですが、17日に発表される一次公認は60人程度にとどまる見通しです。
ここで安易に合流に踏み切れば、橋下代表が恐れてきた選挙目当ての「野合」という批判も起こりかねません。
橋下代表は16日の会見でも、この点に神経を尖らせている様子をみせました。
【日本維新の会・橋下徹 代表】
「野合とは言われない。そういう形で石原さんと合意できたと考えている」
第三極の連携は、突然決まった選挙というタイムリミットが産んだとも言えます。
これが有権者の支持を受けられるのかは極めて不透明です。
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