和歌山県新宮市にある造り酒屋では、この秋取れた地元の新米を使った新酒の仕込みが始まっています。
紀南地方で唯一の造り酒屋として知られる「尾崎酒造」では、蔵の中から酒の甘い香りが漂ってきます。
明治時代から続くこの酒屋では、今年収穫された那智勝浦町産の新米と、熊野川から引き込んだ水を使って酒造りを行っています。
伝統の味を守り続ける杜氏たちは、巨大なタンクに入った「もろみ」に温度差が出ないよう、長い櫂を使って慣れた手つきでかき混ぜていきます。
仕込み作業は11月末まで続き、12月から「しぼりたての原酒」が販売されるということです。
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