大阪市議会は20日、橋下市長が提案を予定していた条例案を出さなかったことを受け、会期を大幅に繰り上げて閉会しました。
一部会派からは、選挙優先との批判の声が上がっています。
【大阪市議会】
「本市会定例会は、これを持って閉会致します」
大阪市の定例議会。
12月14日まで予定されていましたが、その会期を1ヵ月近く短縮し、20日に閉会となりました。
橋下市長は当初、この議会に「大阪都構想」の具体的な制度設計を行う「法定協議会」を設置する条例案を提案する方針でした。
しかし、数日前に急きょ提案を見送ったということです。
【日本維新の会・橋下徹 代表代行の街頭演説(19日)】
「きょうから全国回ります。東北、北海道、中部、北陸、ずっと回っていきます」
衆議院解散を受け、橋下市長は「日本維新の会」の顔として、日中、各地で街頭演説を始めています。
大都市・大阪の市長と国政政党の代表代行。
二足のわらじを履くことについて、橋下市長は以前、こう話していました。
【大阪市・橋下徹 市長(ことし9月)】
「僕にも自分の時間があるから、その時間を国政の運営にあてることで、しっかり両立できると思っている」
一部の会派からは批判的な声が上がりました。
【自民党大阪市議団・荒木幹男 幹事長】
「市長の思いで市会の日程をくんだものを外すことは、議会軽視甚だしい」
【OSAKAみらい・松崎孔 幹事長】
「寝る間を惜しんで議会を閉じて選挙運動をしているとは到底見えない。議会を閉じて、時間を作って、その時間を十二分に使って選挙応援をしている」
有権者は…。
【有権者】
(男性)「しゃーないけどな。選挙やねんから」
(女性)「今の政治を変えようと思っているならそれでいいと思う」
(男性)「市政はなかなかできないんじゃないか。国政やっていると」
これに対して橋下市長は20日朝、こう反論しました。
【橋下市長】
「実現を延ばしてまで何で選挙応援するんだという人もいるが、日本維新の会が国政で
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