関西電力の顧客情報を探偵業者に漏らしたとして、子会社の契約社員の女が逮捕されました。
女は、大量の顧客情報を閲覧できるコールセンターで働いていました。
関西電力の子会社の契約社員・五月女早苗容疑者(43)は、契約者2人分の氏名や住所などの個人情報を、探偵業の矢木浩一容疑者(39)に漏らした疑いで逮捕されました。
五月女容疑者は、大量の顧客情報を閲覧出来るコールセンターで勤務していて、警察は30日、大阪市内のコールセンターを家宅捜索しました。
五月女容疑者は、3年前に浮気調査の依頼をしたことで矢木容疑者と知り合い、その後、矢木容疑者から顧客情報の提供を持ちかけられたということで、情報1件あたり5000円から1万円の報酬を受け取っていました。
探偵業者の団体は、「あってはならないこと」とした上で、次のように指摘します。
【大阪府調査業協会・平井良幸 会長】
「(調査する対象者の)名前が公共料金と一致しているかどうかということで、そこに住んでいる1つの目安としてはなるのではないか」
調べに対し2人は容疑を認めていて、関西電力は「厳正に対処するとともに、情報の管理徹底に一層取り組む」とコメントしています。
↧