大阪府堺市にある府立高校で、アスベストがむき出しになったまま校舎の改修工事が行われていたことがわかりました。
調査した関西労働者安全センターによると、堺市北区の府立金岡高校で10月24日から行われた外壁の改修工事で、教室の「ひさし」の内部に吹きつけられていたアスベストがむき出しになっていました。
先月、業者が指摘するまでの約3週間、アスベストが飛散する状態で工事は続けられ、その間、教室では通常の授業が行われていました。
今回のアスベストは発がん性が高く、センターでは今後健康被害が出るか分からないとしています。
【大阪府立金岡高校・児玉博文 校長】
「正直驚きました。大丈夫だとは言いたいですけど、その辺も含めて教育委員会と相談して健康問題についても考えていきたい」
センターでは「特に学校では慎重にアスベストの調査や除去をすべきだ」と話しています。
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