兵庫県尼崎市などで起きた殺人・連続死体遺棄事件の、角田美代子容疑者が自殺した問題で警察の留置場での監視が4段階のうち最も軽い態勢だったことが分かりました。
殺人などの疑いで逮捕された角田容疑者(64)は12日、兵庫県警察本部の留置場で首に長袖のTシャツを結んで自殺しました。
角田容疑者はことし10月下旬から、留置場の警察職員に度々「本当に毎日が辛い。どうやったら死ねるかな」などと話したため警察が「特別要注意者」に指定していました。
特別要注意者の監視態勢は4段階あり、もっとも厳重な場合はカメラつきの1人部屋で対面で監視しますが、角田容疑者については最も軽く、3人部屋で巡回の回数を増やしただけでした。
兵庫県警は「この3人部屋は看守席の正面で、部屋に人がいる方が自殺が防げると考えた」と話しています。
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