大阪府警察本部は捜査で押収した証拠品の保管状況を調査した結果、117の事件の証拠品301点を紛失していたと発表しました。
大阪府警察本部は、証拠品の紛失や捏造などの不祥事が相次いだことから、全ての警察署などで扱っている1万6000の事件について、証拠品の保管状況を初めて点検しました。
その結果、今年6月に大阪・ミナミで起きた通り魔事件の現場で血液を採取したガーゼをはじめ、35の警察署などで扱っている117の事件で、合わせて301点の証拠品を紛失していたことがわかりました。
中には95の未解決事件の証拠品234点も含まれています。
大阪府警察本部は証拠品の管理や点検がずさんだったと認めていて、今後は証拠品を専用の袋などに入れてコンピュータで管理するなど、再発防止に努めると説明しています。
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