阪神淡路大震災から18年となるのを前に、神戸では震災で親を亡くした人たちが集まり、追悼式が行われました。
神戸市東灘区の「レインボーハウス」には震災で親を亡くした人やその家族らが集まり、祈りを捧げました。
当時7歳だった木原喜子さん(25)は、震災で母と兄を亡くし、その後父も病気で亡くなりました。
【木原喜子さん】
「震災から18年経ち、25歳になりました。社会人になり助産師として働いています。そちらから私を見てどんなことを思っていますか?お父さんやお母さんに会って話がしたいなと思う時があります。でも周りのいろんな方がお父さんはこんなことを言っていたよ。お母さんはこんな人だったよと、教えてくれます。直接はお話できないけどいろんな人を通じて私に話しかけてくれているんですね。ありがとう」
当時は幼かった子どもたちの多くが、大人になり社会の中で生きています。
追悼式の後、東北で働くあしなが育英会の職員は「神戸の皆さんが思いを寄せてくれれば、東北の子どもたちも前を向いて生きていける」と話しました。
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