大阪産業大学附属高校の野球部の元部員が、当時の部長やコーチから体罰を受けてうつ病になり、転校を余儀なくされたとして、損害賠償を求める訴えを起こしました。
訴えを起こしたのは、当時、大産大附属高校の野球部に所属していた17歳の男子生徒です。
男子生徒はおととし、野球部の練習中に当時の野球部長から「指示と違う練習をした」として馬乗り状態で殴られるなど、あわせて3回の体罰を受け、コーチからも「草むしり中に寝ていた」と、胸を蹴られるなどしたと主張しています。
男子生徒は去年、うつ病と診断され、その後高校を退学しました。
学校側はコーチによる暴行は認めたものの、「保護者から『叩いてでも指導してほしい』と要望があり止むを得なかった」と説明していて、部長による体罰は否定しています。
学校側は「裁判の中で事実を明らかにしたい」と話しています。
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