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高齢ドライバーの死亡事故相次ぐ

高齢者が運転する車やバイクの事故が近畿で相次ぎました。 京都市では84歳の男性が運転する車が線路の上を暴走して電車と衝突し、兵庫県豊岡市では81歳の男性が車で女性2人をはねる死亡事故が起きています。 線路を暴走してきた車と正面衝突し、前が大きく破損した電車。 車を運転していたのは84歳の男性でした。 21日午後8時45分頃、京都市右京区の阪急京都線で、快速電車が84歳の男性が運転する車と衝突し、男性は死亡しました。 車は踏切から線路に侵入して、電車と衝突するまで約150mも線路の上を走り、その後、電車は車を約200m引きずって停止しました。 この事故で、約150人の乗客にけがはありませんでしたが、阪急電鉄は京都線の一部区間で21日は終夜、運行を見合わせました。 また兵庫県豊岡市では21日午後6時頃、81歳の男性の運転する車が県道を渡ろうとしていた女性2人をはねました。 この事故で、はねられた90歳の高田みつ江さんはお腹を強く打って死亡、一緒にいた78歳の女性は軽傷です。 警察の調べに対し、車を運転していた男性は「前方不注意ではねてしまった」と話しています。 一方、22日午前には、奈良県香芝市でミニバイクに乗って歩道を走っていた74歳の女性が車止めに衝突して転倒し、その後、死亡しました。 このように65歳以上の高齢者が運転する車の事故は年々増加し、6年前に全国で10万件を上回りました。 その多くが「アクセルとブレーキの踏み間違い」など、認知や判断の遅れが原因とされています。 踏み間違いを防ぐ装置が開発されたり、高齢者に運転免許の返上を呼びかけるなど対策は進められていますが、有効な解決策が見つかっていないのが現状です。

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