福井県にある敦賀原発の真下を通る断層について、原子力規制委員会の調査チームは28日、「活断層の可能性が高い」という報告書案を示しました。
報告書案は、28日開かれた原子力規制委員会の有識者会合で示されました。
それによりますと、敦賀原発2号機の真下を通る断層について、延長部分とみられる断層を調査したところ、12万年~13万年以内に活動した活断層であることを否定できない地層のずれが確認されたとしています。
その上で、2号機真下の断層も「活断層の可能性が高い」と結論付けています。
【原子力規制委員会の調査チーム】
「直上の重要な施設に影響を与える恐れがある断層と考えています」
国の指針では、活断層の上に原子炉を建てることを認めておらず、敦賀原発2号機は廃炉になる可能性があります。
今後、他の有識者からも意見を聞いた上で報告書がまとめられる予定で、規制委員会は、この報告書を元に安全性の最終判断をすることになります。
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