全国の自治体で、退職金の引き下げ前に「駆け込み退職」の希望者が相次いでいる問題で、京都市は、年度内の引き下げを見送る方針を固めました。
【門川大作京都市長】
「年度途中で駆け込み(退職)のないような手だてが必要ではないか」
国の要請を受けて、地方公務員の退職金は引き下げの予定ですが、減額を避けようと「駆け込み退職」の希望者が相次いでいます。
京都市では、引き下げの日はまだ決まっておらず、門川市長は、駆け込み退職による混乱を避けるため、年度内の引き下げを見送ることにしました。
【門川市長】
「退職金のために年度末までのプランが達成されずに途中で退職するのは、私は非常に残念な判断だと思う」
京都市は、退職金引き下げを、新年度の4月から実施する条例案を議会に提出する予定です。
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