和歌山県新宮市では地震や津波の災害に備え、学校などの公共施設に揺れを感知して扉が開く鍵ボックスの設置が始まりました。
この鍵ボックスは、震度5弱以上の揺れを感知すると自動的にロックが外れ、中にある玄関や非常階段などの鍵を取ることができます。
新宮市では南海トラフの巨大地震で最大14メートルの津波が予想され、その際、避難所となる公共施設に夜間や休日でも速やかに入れるようにするのが目的です。
【新宮市防災対策課・福嶋律文係長】
「(夜間・休日は)せっかく避難して来ても中に入れないことになるので、そういった時間のロスを少しでも解消する」
新宮市は、このボックスを9ヵ所の公共施設に合わせて10基設置し、今後も増設して行きたいと話しています。
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