大阪府警の警察官が、相談に来た男性に告発状の書き方を教えるため、別の事件の告訴状をコピーして渡していたことが分かりました。
黒く塗りつぶされた告訴状のコピー。
塗りつぶしが雑で、名前や住所などの個人情報が透けて見えています。
大阪府警によりますと、3年前に会社役員の男性(66)が枚岡警察署を訪れ、告発状の書き方について相談しました。
その際、対応した刑事課の男性警部補らが、書き方の「見本」として、別の事件の告訴状4枚をコピーし男性に渡していました。
警部補らは1枚目には黒塗りをしましたが、個人情報などが透けて見える状態で、2枚目以降に至っては黒塗りもしていませんでした。
【コピーをもらった梶田梓聞氏】
「『見本』だったと思っていたが、現実の事件の内容が全部書いた告訴文だったので、私びっくりしましてね」
大阪府警は、地方公務員法違反の疑いもあるとして調査を始めています。
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