大阪市が、市の土地に校舎を構える朝鮮学校に対し、土地の明け渡しなどを求める訴えを起こしていたことが分かりました。
訴えによりますと、大阪市は1961年から、東成区の市有地について大阪朝鮮学園に無償での使用を認める契約を結んでいます。
学校側が校舎の建て替えを大阪市に打診したため、市は今後の使用が長期にわたると判断し、新たに有料の賃貸契約を結ぶことでお互いが合意したということです。
大阪市は去年7月、月額約124万円の賃料を提示しましたが、学校側は「経営が厳しく負担できない」と難色を示し交渉が進まなくなったため、明け渡しを求め提訴に踏み切りました。
大阪市は「明け渡しではなく交渉を進めるのが目的」としていて、大阪朝鮮学園は「担当者が不在でコメントできない」と話しています。
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