滋賀県大津市で自殺した男子中学生がいじめを受けていた事件で、両親が大津市と同級生らを訴えた裁判が開かれ、大津市側が正式に和解を申し入れました。
おととし10月、大津市で自殺した男子生徒の両親は、自殺は同級生によるいじめが原因で、学校も必要な対応をしなかったとして大津市と同級生らに対し損害賠償を求めています。
当初、いじめと自殺の因果関係を認めていなかった大津市ですが、きょうの裁判では第三者委員会が先週まとめた「いじめと自殺の因果関係を認める」とする最終報告書を、裁判所に提出しました。
その上で「市の過失を認める」として、両親側に和解を申し入れました。
【両親側の弁護士】
「現段階では評価ができない。今後対応して見直したい」
しかし加害生徒は因果関係を認めておらず、争う姿勢は変わっていません。
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