兵庫県高砂市の山陽電鉄の踏切で特急電車がトラックと衝突して脱線し、15人が重軽傷を負った事故で警察はトラック運転手の男を逮捕しました。
自動車運転過失致傷の疑いで逮捕されたのは、兵庫県伊丹市のトラック運転手延東恵一郎容疑者(36)です。
12日午後3時50分ごろ、高砂市の山陽電鉄荒井駅近くの踏切内で、延東容疑者が運転するトラックが立ち往生、走ってきた特急電車が衝突し、前の2両が脱線しました。
この事故で、電車の運転士が大たい骨骨折の重傷を負い、延東容疑者と電車の乗客13人がけがをしました。
【2両目の乗客】
「車に衝突したときに前に飛び出るような感じ、飛び出たら駄目だと思ってじっと踏ん張ったてた状態」
延東容疑者のトラックが、渋滞のため踏切を渡りきれず、荷台が踏切内にはみ出していたことが事故の原因とみられますが、警察は、延東容疑者がなぜ強引に踏切内に入ったのかなど、詳しく事情を聴く方針です。
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