兵庫県高砂市の山陽電鉄の踏切で特急電車がトラックと衝突し脱線した事故で、衝突を防ぐための「障害物検知装置」が、トラックの侵入を検知できなかったことが分かりました。
事故が起きた現場では、12日から夜を徹して車両の撤去と復旧のための作業が行われています。
12日午後、高砂市の山陽電鉄の踏切内で立ち往生したトラックに特急電車が衝突して車両が脱線し、乗客など15人が重軽傷を負いました。
警察は、自動車運転過失致傷の疑いでトラックを運転していた延東恵一郎容疑者(36)を逮捕しています。
山陽電鉄によりますと、踏切には赤外線で障害物を検知する高さ84センチの装置がありましたが、踏切内にはみ出したトラックの荷台を検知できなかったことが分かっていて、その原因について詳しい調べを進めています。
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