和歌山県立医科大学が行うがんの新たな治療法「がんペプチドワクチン療法」を研究する講座に、患者で作る団体が寄付で支援することを発表しました。
免疫療法の一種である「がんペプチドワクチン療法」は、がん細胞のみを攻撃する新たな治療法として期待されています。
しかし、国からの認可が下りておらず、治験に莫大な費用がかかることや研究機関が少ないことなどから実用化は進んでいません。
この状況を改善するため、和歌山県立医大では患者団体からの寄付を受け「がんペプチドワクチン」の研究を進めることになりました。
【市民のためのがんペプチドワクチンの会・曾田昭一郎代表】
「今この瞬間にも苦しい思いをしている患者がたくさんいる。夢と希望を与えていただくよう、お力を貸して頂きたい」
和歌山県立医大によると、患者団体の寄付で行う講座は全国でも初めてだということです。
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