龍谷大学の教員助手だった女性が雇い止めを撤回するよう大学を訴えた裁判で、和解が成立して女性の職場復帰が実現することになりました。
訴えによりますと、龍谷大学で非正規雇用の特別任用教員助手だった嶋田ミカさん(48)は、採用時に大学から「1回は契約更新できる」と説明されましたが、その後一方的に、雇い止めを通告されました。
嶋田さんは去年7月、大学に雇用の継続などを求める裁判を起こしました。
裁判は、龍谷大学が嶋田さんを来年4月から1年間「研究助手」として新たに雇用することで和解が成立しました。
【嶋田さん】「もう誰も、私のように紙屑のように使い捨てられることがないようにしてほしいというのが私の悲願です」
非正規雇用者の雇い止めをめぐる裁判で、職場復帰を果たすのは極めて異例です。
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