政府の検討会は27日、「東海・東南海・南海地震」について震源域の想定を、従来の2倍、マグニチュードを9.0に見直す中間報告をまとめました。
「東海・東南海・南海地震」について、これまでは過去の記録に基づき規模などが想定されていましたが、東日本大震災を受け、政府の検討会が想定の見直しを進めてきました。
その結果、最新の科学データや堆積物の調査などから、震源地となる可能性がある地域について、最大で紀伊半島の南半分や四国のほぼ全域が含まれ、従来の2倍となる中間報告がまとめられました。
また地震の規模を示すマグニチュードは8.7から東日本大震災と同じ9.0に見直されました。
検討会は来年春までに、これらの想定から予想される震度分布や津波の高さを発表する予定で、被害想定や防災計画の大幅な見直しが必要になりそうです。
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