京都府京丹後市では、地元の人が地区を守り続けてくれる地蔵に蓑を着せました。
京丹後市大宮町上常吉の平智山地蔵院には、5メートル30センチの大きな地蔵がいます。
毎年、雪のシーズンを前に、地元の人が集まって地蔵に蓑を着せます。
蓑は、重さ約60キロのもち米の藁を編んだもので、地元の人が力を合わせて地蔵に着せていきます。
この地蔵の左のほおには、黒いあざのようなものがあり、ケガなどを引き受けるものと地元で信じられていて、「アザとり地蔵」と呼ばれ、長年親しまれています。
蓑と頭巾で暖かくなった地蔵は、どこか満足そう。
作業を終えた地元の人は、安心した様子で地区の安全を願っていました。
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