約3億円相当の金の延べ板をカバンに隠して密輸しようとしたとして、化粧品販売業の男が逮捕・起訴されました。
化粧品を入れたこのカバンの底などから、大量の金の延べ板が見つかりました。
その数64枚、重さは64キロ、実に3億円相当にも上ります。
関税法違反などの疑いで逮捕・起訴された箕面市の化粧品販売業、高橋幸一郎被告(65)は今年5月、韓国から関西空港に帰国した際、金の延べ板を化粧品と偽って密輸しようとした疑いがもたれています。
押収された金の量は、関西空港開港以来最大です。
金の輸入では、20万円を超えると消費税を支払う必要がありますが、高橋被告は「税金を払うカネがなかった」と供述しています。
大阪地検などは、高橋被告が金を転売する際に、脱税した消費税の分を利益にしようとした疑いもあるとみて調べています。
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