オウム真理教の平田信容疑者の逃走を手助けしていたとして、10日、東大阪市に住む元信者の女が犯人蔵匿の疑いで逮捕されました。
女は、「平田容疑者が指名手配犯と知りながら匿っていた」と供述しています。
【斎藤明美容疑者】
「平田容疑者が出頭する直前まで、東大阪市で一緒に生活していた」
10日未明、警視庁に出頭したのはオウム真理教の元信者斎藤明美容疑者(49)です。
斎藤容疑者は、公証役場事務長の監禁致死事件で逮捕されたオウム真理教の平田信容疑者(46)の逃亡を手助けした犯人蔵匿の疑いで逮捕されました。
警視庁の調べによりますと、2人は7年半にわたり東大阪市のマンションで一緒に暮らしていたといいます。
また2人は、16年以上前から福島県や仙台市で暮らし、その後大阪に移り住んでいたとみられます。
さらに斎藤容疑者は、「吉川祥子」という偽名を使って、マンション近くの整骨院で10年以上働いていたと供述しています。
【整骨院の患者】
「まじめそうな人だから、まさか吉川さんがそんな人とは思えない。一人暮らしをしていると言っていた」
「気立てのいい優しい人です。全ての患者が慕っていた」
母親が整骨院に通っていた男性の元には、おととし斎藤容疑者から年賀状が届いたといいます。
【男性】
「年賀状に名前があっても住所が書いてなかった。
逮捕聞いて驚いたというか、「何で?」というのが正直なところです」
警視庁の調べに対し、「平田容疑者が指名手配犯と知りながら匿っていた。偽りの人生を終わりにします」と供述している斎藤容疑者。
警視庁は、10日夜にも斎藤容疑者が平田容疑者を匿っていたマンションなどに家宅捜索に入り、逃亡の経緯について詳しい調べを進める方針です。
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