北朝鮮への物品の輸出が禁止されているにも関わらず、中古パソコンを不正に輸出したとして、大阪府警などは11日、東京の眼鏡輸入販売会社の男らを逮捕しました。
外国為替法違反などの疑いで逮捕されたのは、東京の眼鏡輸入販売業「グラスガレージ」の経営者・森野馨容疑者(44)ら3人です。
調べによりますと森野容疑者らは、おととし7月に中国経由で、12月には韓国と中国を二重に経由する形で、2回に渡り中古パソコン710台、約820万円相当を北朝鮮に不正に輸出した疑いがもたれています。
北朝鮮への輸出については、経済制裁の一環で2009年からあらゆる物品について事実上禁止されています。
調べに対して森野容疑者は「パソコンは送ったが、北朝鮮に行ったかは分からない」と容疑を否認しています。
警察によると、北朝鮮への不正輸出で、韓国と中国を二重に経由する手口での逮捕者は、全国で初めてだということです。
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