橋下市長が成立を目指す「教育基本条例案」について、大阪市教育委員会が独自の案を準備する方針を固めました。
参考にするのは、大阪府教育委員会がまとめた対案です。
大阪市教育委員会は24日午後、非公開の評議会を開き、橋下市長が2月議会で成立を目指す「教育基本条例案」について議論しました。
橋下市長は、条例案の具体的な内容をまだ明らかにしていませんが、「市長が教育目標を設定する」ことを条例の柱とする方針で、委員からは異論が相次ぎ、教育委員会として独自の案を準備する方向が確認されました。
条例案を巡っては、大阪府の教育委員会がすでに教育目標については「知事と教育委員が共同で定める」とするなど、維新の会側の案に大幅に修正を加えた対案をまとめ、松井知事に提出しています。
【大阪市教育委員会・矢野裕俊委員長】
「府の条例案をベースに勉強しつつ我々が独自にさらに考えていくべきところもある」
大阪市教育委員会は、条例案の論点となりそうな点について、検討を重ねるということです。
↧