24日午前、大阪市住之江区にある小学校の理科準備室で爆発がありました。
けが人はいませんでしたが、一時児童全員が学校の外に避難するなど、騒然となりました。
校舎の一室からもくもくとあがる黒い煙。
激しく燃えています。
午前10時45分ごろ、住之江区にある「清江小学校」の4階の理科準備室で、突然爆発がありました。
火は、1時間ほどで消し止められましたが、およそ30平方メートルが燃えました。
【記者リポート】
「爆発があった理科準備室は衝撃で窓ガラスが割れ、室内は真っ黒に焦げています」
当時、学校は休み時間中で、理科準備室やその周辺に人はおらず、けが人はいませんでした。
しかし、200人以上の児童全員が、近くにある市営住宅の集会所に避難するなど、現場は一時、騒然となりました。
【清江小学校の児童】
「雷みたいな音がしました。ドーンという音。最初非常ベルが聞こえて、避難訓練かと思って、ダッシュで運動場に出ました」
無人の理科準備室でなぜ爆発が起きたのか。
学校によりますと、爆発の前、隣の理科室で4年生がカセットコンロを使い、お湯を沸かして温度の変化を観察する実験を行っていました。
授業が終わったあと、担当の教員がカセットコンロからガスボンベを外し、理科準備室に戻したということです。
【清江小学校・屋麻戸浩校長】
「担当の教員が理科準備室を施錠して、職員室に戻る途中に非常ベルが発報しました。火種が残ることは通常ないと感じています」
【児童の保護者】
「娘の教室が理科準備室に近かったので、びっくりしました。まさか学校でこんなことがあるとは・・・」「どのような経過でそうなったのか、火を付けっぱなしにしたのかどうか、怖いですね」
あわや大惨事の爆発火災。
理科準備室には数種類の薬品があったとみられ、警察が爆発の原因を調べています。
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