大阪市の橋下市長は、25日朝開かれた「府市統合本部会議」の場で、大阪市水道局が所有する柴島浄水場を廃止するよう指示を出しました。
25日の「府市統合本部」では、大阪都構想の実現を見据え、新たな都市の形について議論が行われました。
その中で橋下市長は現在、大阪市水道局が所有している「柴島浄水場」を廃止し、跡地を街づくりに使うよう検討することを指示しました。
大阪全体では、水の需要に対し供給量が大きく上回っていて、府と市の水道事業の統合に向けて議論が進んでいますが、橋下市長は他の浄水場についても統廃合の対象を検討するよう指示しました。
【橋下徹・大阪市長】
「柴島浄水場は、このグランドデザインで浄水場としては使わない。水道局から見ると柴島浄水場は“聖地”になるが、こんなところに浄水場を置いておく必要はない」
会議に出席した松井知事や他の委員からも異論は出ず、廃止後の跡地は、新大阪駅の周辺と一体的に再開発を進めるということです。
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