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JR福知山線脱線事故 検察は「控訴せず」

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JR福知山線脱線事故で、一審で無罪が言い渡されたJR西日本の前社長について、検察は25日、「有罪判決を獲得できる見込みが乏しい」として控訴しないことを決定しました。 2005年4月、乗客106人が死亡し、562人が重軽傷を負ったJR福知山線脱線事故。 この悲惨な事故で罪に問われたJR西日本の前の社長の無罪が確定することになります。 山崎正夫前社長は、事故の9年前に現場のカーブに「ATS・自動列車停止装置」を設置せず事故を引き起こしたとして、起訴されました。 裁判では山崎前社長個人が当時、このカーブでの事故を予見できたかどうかが争われましたが、神戸地方裁判所は「危険だという認識は無かった」と無罪を言い渡しました。 JR西日本の責任の解明を求めた遺族は、無罪判決を受け検察に控訴するよう要望していましたが、検察は25日、控訴しないと決定。 その理由について「有罪判決を獲得できる見込みが乏しい」としています。 【次男を亡くした上田弘志さん】 「無罪と聞いた時よりも控訴しないと聞いたとほうが腹立たしい。無罪をひっくり返せるとかひっくり返せないとかそういう問題ではなく、最後までやるべきだと思う」 最愛の長女・容子さんを亡くした奥村恒夫さんが娘に宛てて書いたきょうの日記には、「控訴断念らしい、悔しいね」と無念の思いが綴られました。 【奥村恒夫さん】 「高裁、それから最高裁に上がるという経過が必要だったと思う。安全対策に関する意識がしっぽ切りになってしまう、それが一番危惧するところ」 一方、判決は、JR西日本の安全管理について「期待される水準に達していなかった」と指摘。 JR西日本はこの判決を重く受け止めるべきと専門家は指摘します。 【公共交通の安全に詳しい関西大学・安部誠治教授】 「山崎さん自身は無罪になったが、異例と言ってもいいと思うが、JR西日本の鉄道会社としての問題点を指摘している、無罪になったからと言ってJR西日本の責任が何ら免罪されるものではない」 検察の控訴断念を受けJR西日本は「事故に対しての責任を

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