大阪市の橋下市長は、ペットボトルに入れた水道水「ほんまや」の製造・販売事業から撤退する考えを明らかにしました。
【橋下市長】「水道水をペットボトルに詰める事業なんてやらなくてもいいでしょ」
「ほんまや」は加熱殺菌処理した水道水をペットボトルに詰めたもので、大阪市が供給する水のおいしさを実感してもらおうと2007年に製造・販売を始めました。これまでに100万本を売り上げ、年間の製造コストは約3000万円で、自治体による飲料水の製造・販売について疑問を呈した橋下市長が事業からの撤退を指示したということです。
【橋下市長】「何で大阪市が水を売って利益を上げないといけないんですか。民業がやっているじゃないですか。そんなことやったら民業圧迫ですよ。世間に『ほんまや』をPRする必要は全くない。全くこの事業の意味が分からない」
また橋下市長は、市の中心部に近い柴島浄水場を廃止して、跡地を街づくりに活用する意向も示しました。
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