東日本大震災の教訓から、気象庁は31日、巨大地震が起きた場合の津波警報の第1報を、「巨大」などと表現して避難を促す内容に改める方針を決めました。
気象庁は東日本大震災の発生直後、津波を実際より低く予測したため住民の逃げ遅れにつながったという反省から、津波警報の改善を検討していました。
今後、気象庁は、マグニチュード8を超えるような巨大地震が発生した場合、津波警報の第1報では、津波の高さを数字ではなく、言葉で「巨大な津波」「高い津波」などと表現するとしています。
また、津波の到達予想時刻に関わらず、「ただちに高台などの安全な場所へ」などと、具体的に避難を呼びかけるよう改めるということです。
気象庁は、今年中をめどに改善した津波警報の運用を始める方針です。
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