来月19日に橋下新市長を迎える大阪市役所では、維新の会の圧勝から一夜明け、市職員たちは、足早に職場に向かっていました。
注目のダブル選挙は、大阪維新の会の2人の予想以上の圧勝劇に終わりました。
この「民意」をひっさげて、橋下氏は市役所に乗り込んでいきます。
ただ橋下氏自身も当選後の会見で、「大阪都がどのような姿になるのか、説明はまだ不十分」と話しているように、有権者が政策について完全に理解をしているわけではないようです。
これまでの世論調査の結果などをみても、有権者は「何となく変えてほしい」との感情を持っていて、大胆な改革を叫ぶ橋下氏に「大枠で期待を寄せた」と言えそうです。
しかし今後、都構想が具体化する中で、「こんなはずではなかった」という声が沸き起こる可能性があります。
最後は住民投票で信を問うとしていますが、そこまで行けばもう後戻りができない可能性もあります。
そうなる前に、都構想について橋下氏が自ら問題点を提示することも、「民意」を裏切らないために必要なことではないでしょうか。
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