大阪のアマチュア写真家が、北海道で野生のカラスが見せた変わった行動を撮影しました。
一体どんな写真なのでしょうか?
【写真家・辰野邦次さん】
「『合成やろう?』って言われて、そうじゃないよって」
大阪のアマチュア写真家・辰野邦次さん。
辰野さんは北海道の東部・野付半島の大自然に魅せられ、20年にわたり通い詰めています。
問題の写真を撮影したのは今月2日の朝。
カメラは、大空を舞うオジロワシを捉えていると、そこに、野生のカラスが現れます。
警戒しているのか、仲良くなりたいのか、カラスは徐々に接近します。
そして噛みつくのか?と思ったら…そのまま背中に乗っちゃいました!
この後、カラスは2秒ほど空中サーフィンを楽しむとワシの背中から離れていきました。
【辰野邦次さん】
「その時に北風がすごく強くて、それで(ワシの)幼鳥もうまく飛ばなかった。アゲインストで飛んでいるので、その上に乗りやすかった」
一体なぜ、このような共演が実現したのか?
専門家に聞いてみると…。
【札幌市円山動物園 山本秀明さん】
「この動きは『モビング』と言われる行動なんです。擬似的な攻撃なんですけど、要はカラスがワシにちょっかいをかけているというか、嫌がらせをしに来ているんです」
天敵に対する野生の本能が生み出した決定的瞬間。
北海道の自然の奥深さに改めて驚かされた一枚です。
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