大阪市は、「政治活動」とも取れる広報誌の発行や前市長の写真つきパンフレットの配布などについて「配慮に欠けていた」とする報告書をまとめました。
橋下市長は新たなルール作りを進める方針です。
【大阪市・橋下 徹市長】
「(報告書は)数ページのペーパーですが、自治体の行政と政治のあり方のついて大きな問題提起になる」
橋下市長がかねてから問題視していた市役所の「体質」について、9日一つの結論が出ました。
それは行政と「政治活動」。
去年2月、市役所は広報誌に当時知事だった橋下市長が掲げる大阪都構想に反対する見解などを掲載。
また、平松前市長の写真つきのパンフレットなどが平松前市長が選挙への出馬を表明した後も地域懇談会などで配られていました。
このほかにも、平松前市長の選挙演説に職員が集まっていたことなどを橋下市長が問題視して市の政治活動を洗い出すよう命じていました。
9日にまとまった6ページの報告書は、一連の活動について「公金を使って政治活動ではないかと疑念を招くなど行政としての配慮に欠けていた」などと結論付けています。
【橋下 徹市長】
「全国の自治体が同じですよ、現職の首長の選挙になれば役所を挙げて応援する、大阪からこういうルールを作って同調する自治体が出てくればいい」
橋下市長は2月議会に、職員の政治活動を律する条例案を提出する方針です。
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