8日、神戸市中央区で犬の毛の手入れを指導する専門学校の車が、13匹の犬を乗せたまま盗まれました。
犬の飼い主たちは、「一刻も早く返してほしい」と訴えています。
【犬の飼い主】
「早く情報を流して捜して欲しい。帰ってきて欲しいです。飼い主の皆さんは同じ気持ちだと思います」
授業で犬の毛の手入れを指導している神戸市中央区の「神戸ロイヤルグルーミング学院」で、8日午後6時半ごろ学校の職員が手入れが終わった犬を飼い主に送り届けるため学校の前に停めたワゴン車に乗せていました。
そのわずかな間に何者かに車が盗まれました。
学校の職員は専用のケースで犬を運んでいましたが、車と学校を行き来する数分の間に車は持ち去られてしまいました。
盗まれた車にはチワワやプードル、ヨークシャーテリアなど8種類の犬の合わせて13匹がいました。
学校では8日夜から愛犬の帰りを待つ飼い主とともに周辺の捜索を続けています。
【専門学校の学院長】
「学校の職員は、『寒くなってはいけない冷えてはいけない』という犬への気持ちでワゴン車のエンジンをかけっぱなしていたと言うが、許されないことだった。反省しても反省しきれない」
【犬の飼い主】
「信じられない。まさか送迎の車で盗まれると思わないので」
「ショックでほとんど寝てない。何も食べてないし食欲もない。犬も家族やからね。無事に返してくれたら何にも言うことはありません」
盗まれた車は灰色の日産キャラバンで、専門学校のロゴのシールが貼られているということです。
警察は犬を狙った計画的な犯行の疑いもあるとみて、目撃者を探すなど調べを進めています。
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